森 博嗣
大和書房
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文系はデジタルだと感じる。僕の本の読み方はとてもアナログで、記憶もアナログなので本をかくときに言葉というデジタルに変換する。
よくどんな場面だったかはおぼえてなくても「ある一言」だけをしっかり覚えてる人がいるけど、ああいうのをデジタルだなーと思う
「どんな感じだったか」でさえ残ってない読書がよくあって、読んだことだけ覚えてるけどほぼ覚えていない、というのは果たして自分にとってよいことなのか…?と考える。
でも良い・悪いのための読書じゃないかもしれないし。
難しい本なんて読んだ瞬間からなんのことだったか忘れていくのは、文字をただ追っているだけなんだよね。アナログな記憶として残るように読むには。
自分が好きな考えじゃなくても正しいと思ったらそう書くし、自分のことを棚にあげてそうすべきだと思ったらそう書く。
客観的に見るというのがぜんぜんできていない…と身につまされているのだけど、「自分でできているわけじゃないけど、正しいと思う行い」をふつうに書くということも客観のひとつなんだ!ということに気づいた。「自分を棚に上げる」って客観的に見るのと同じくらい難しいかもしれない。
自分の嫌いな、苦手なものを自分でつくってみることで思い込みから自由になれる。みんな自分の好きじゃないことを「理解できない」のではなくそもそも「理解しようとしていない」のである。
正直いってまっっったくできない。嫌だなあと思う人に対して必ずぶち切れで対応してしまう、言い聞かせてはいるけど実践となると全敗しています。行動と感情を切り離す練習として、苦手なものを「理解しようとしてみる」ことがいいのかも。
なぜいらいらするのかさえもサラッと分析できるようになっちゃおう。
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