2015/07/04

日々の暮らしが与えるもの

松尾たいこさんというイラストレーターがいる。夫は売れっ子ジャーナリストの佐々木俊尚さん
私は前々から松尾さんがロールモデル。彼女は32歳で仕事をやめ絵の学校に通いイラストレーターデビューを果たし、成功をおさめている。
それと夫がこれまた稼ぎまくってるうえに料理はぜんぶ彼がつくるのだ。たいこさんのエッセイによると、手伝いの意味でスーパーの買い物についていくと、夫は一人で選びたいからか邪魔そうに「お菓子でも見てたら」と言うのだそうです。

「お菓子でも見てたら」
未来の夫に言われたい最高のセリフとして、私はそこにマーカーを引きました。(kindleだけど)

すなわちたいこさんは私がやりたい職業と欲しいタイプの夫とあと富と名声を手中にしているわけです。素晴らしい!私もやりたいことやって金を稼ぎ、いつかは高価なソファで成功体験をつづるオシャレなエッセイを書くぞ!とやる気にさせてくれます。

という皮肉交じりのこといってますけど、たいこさんの絵はとても素敵です。山とか木漏れ日とか、自然を描くときにナチュラルにピンクをつかうのですが美しいです。画集もちろん持ってます!!

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話かわって
ここ1ヵ月で「片付けができない散らかし魔」から「暇さえあれば掃除してる掃除魔」に変わった私
今までは掃除って、「増大していくエントロピー(散らかり具合)に対するその場しのぎ」の側面がつらすぎて、やらないうちに気づけばめっちゃ汚れてるみたいなかんじで、負のサイクルから抜け出すことができずにいたのです。

でもこんまりさんの本を読み部屋を整えていくと、素敵な家にしたくなるので掃除もしようかなと思えるようになったのと、ものが減ってスッキリしたぶん掃除がしやすくなるので、そんなに苦でもなくなりましてね。

なので、こんまりさんはお風呂に入るたび雑巾で風呂場を拭いているだけでお風呂掃除に洗剤は使わないとおっしゃっていたので、真似してみたんですよね。毎日。
そしたら今まで3週間くらい続いているんですよ…恐ろしくないですか…毎日ですよ…

で、気づいたことは、汚れをためないようにその場その場で対処しておくと当たり前に溜まらないので、気軽に掃除ができるんですね。溜めてしまうとみるのも嫌になって掃除からどんどん遠のいてしまうこともあるので、意外に私にあってる方法だということがわかりました。

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こんまりさんにならって家をきれいにしていると、自然と日々の暮らしに目が向きます。片付けは日々を暮らしやすくするためにやるからです。すると、掃除・片付け以外に大事な家の中でのイベント、食事にターゲットが移るわけです。

そこで以前買っていた佐々木俊尚さんの「家めしこそ、最高のごちそうである」を読み返したら素朴なご飯を自分でつくることの大切さがにじみでていて、とても楽しく読み返しています。

料理はほんとに苦手というか勝手がわからないからできればやりたくない派だったんですけど、自分のために自分で食事を用意するって、とても自分を大切にしていることになるんですよねえ

たとえ総菜で間に合わせたとしても、パックから取り出してきちんとお皿に盛ってあげるとか。そういう些細なところでいい加減にしないというのがいかに影響を与えるか、そういうことを考えています。

少しずつではあるけど料理することの楽しみみたいなものも実感できているし。
このまま生活力を一気にあげていきたいです。
「お菓子でも見てたら」って言われたいという気持ちは捨てないけど!!!

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