2015/09/16

身体改造計画

肩こり、腰痛。デスクワークオンリーな仕事のため目の疲れから頻繁に頭痛を起こす。職場は極寒なので冷え性もひどくなっているし、特に頭痛は一度おこってしまったら3日間続くことも。というのが私の現状です。まさに現代人そのものですね!!

肩もみをたまにやってもらうと、右側はどんなに強く押しても感覚がありません。左利きだけど右側が特に凝るらしくて、腰も右側が張ってて鈍い痛みがなくなったことはない。

このままじゃ肩の凝りすぎが原因で死んじゃう…
と思ってやっつけの運動などしてみても、ポリシーのない運動って「やっても意味あるのかな?」ってかんじで、いまいち乗り気にならないので三日坊主になってしまう。

でも、いろいろな本を読むと体がかたいと性格も暗くなるとかいてあるので、この辺でいっちょ真剣に身体改造計画を実行しないと、私の未来は真っ暗必至!というわけで、気になる体操や整体などを読みあさってみて、自分にあった「体のととのえかた」を固めようと決意したのでした。

取り入れたいなあと思っているのは

  • 若足リフレクソロジー(足もみ)
  • 野口整体
  • 片山洋二郎さんの「身がまま整体」
  • ロルフィング
  • 瞑想
  • ヨガ
  • 骨ストレッチ

この辺です。これらの方法はお互いに重なる部分もあったり、影響を受けていたりして、カテゴリとしてはどれも近いはず。
どの方法も身体本来の力や元気を呼び起こしてくれるようなものばかりです。無理に伸ばしたり鍛えたりするのではなくて、身体が動きたい方に動かすことをサポートする、というやり方がとてもすき。身体を信頼するっていうことですね。

普段は頭でなんでも考えてしまいがちな私は、本当にすぐに落ち込みやすく、悩みをぐるぐるまわしておくのが得意で(笑)、自己嫌悪と仲良しなのですが、もしかしたらそれの根本的な解決法って実はなくって、「考えてもしょうがないんじゃーい」って放り投げて、身体の言うことを聴いた方が良いんじゃないかなって思えるようになってきたんです。
機嫌が悪くなったら、自分のせいって思うんじゃなくて「身体のどこかが固まってるかも」と考えてみる。とりあえずいったん身体に判断を委ねるという回路をきちんとつくってあげたら、楽になるらしいんですね。

ヨガなどに精通されたかたは、精神的に調子が悪くても身体がぐいぐい引っ張ってくれる感じがするそうです。わーーーーめちゃくちゃそれ感じたい!いつもねちこい根暗思考の犠牲になってる我が身体に、自由と決定権を与えてあげたい!

そうなるようにシフトしてゆけば、ものの見方から何から変わってくると思うんですよね。幸か不幸か今の身体と精神ってなかなかひどい感じだと思うので、実験体として、客観的にモニタリングしてゆきたいと思います。

今まで読んだ本は

スピリチュアルに偏りすぎないよう配慮がなされた瞑想入門本。何の抵抗もなく読めました。瞑想し日々の考えごとをクリアにしてみると、集中力や理解力など、様々な働きが向上する。
また、日頃「頭」が自分自身であると思い込みがちだけど、頭はそのほかの身体の機能と同じ、自分の中の一部にすぎないということに気づくことが大事。
普段なかなか引き出せない、「頭」以外の身体機能を活性化させるために瞑想はうってつけです。
完全な無にはまだなれないけど、何度か意識が「一段深く潜る」感覚を味わえていて、そのときは深い呼吸が無理なく続けられて、ふわっと軽くなるかんじがして、15分目をつむって座っておくという行為が苦痛じゃなくなります。すっごく楽しい。


骨盤にきく―気持ちよく眠り、集中力を高める整体入門 (文春文庫)
片山 洋次郎
文藝春秋
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えっこれは整体なの…?と思うくらいほとんど何もしない整体法。
なんでもすべての不調の原因は「きちんと睡眠がとれていない」ことにあるそうで、睡眠の質をあげるためには「骨盤に弾力があること」が大事で、それにより「深い呼吸」ができるようにするんだそう。寝ている間に深い呼吸によって身体全体をほぐしていく力が人間にはあるそうで、痛みのある患部に何かするより、「自分でどうにかする力」そのものをあげていくほうが元気になれるんだそう。
確かに。
寝る前や起きた時にとっても簡単な骨盤をゆるめる動きをやっていますが、重たい生理が少し軽くなったような感じがありました。これを読むと身体は全体が響き合っているんだなあとしみじみ思います。良い本。


整体入門 (ちくま文庫)
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野口 晴哉
筑摩書房
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初版は1968年らしい。昔の文体の柔らかさが愛おしい!人間は身体のくせによって考え方や身体の動きが異なる「体癖」という考えをつくったひと。寝相でもそれがわかるらしい。私は頭で考えまくる1種とサブが8種というところかな?とにかく頭でっかちというのが、体癖論でもバレバレでした。
病気になったときもそれが悪いことではなくて、不調を身体が治そうとしていることだとしてとらえています。あわてて病気のもとを消すんではなくて、「なぜこのようになったのか」と考えてみるのも、身体の声を聴くいいチャンスなんでしょうね。
セックスや出産など、身体的なイベントはよくやれば身体にとても良い影響を及ぼすものとして、真剣に「よくする方法」を論じてくれてて胸きゅんでした。ちょっと子供産みたくなった(笑)


初版は1979年!ガンジーにまで教えを受けたという、ヨガを日本に広めた第一人者だそうです。こちらも昔の文体が心地よい。うふふ。ヨガとは呼吸法や難しい身体の動きだけを指すのではなく、そういうものを駆使して他人と、自然と、宇宙とつながりあるがままに生きてゆく道を模索してゆくことだそうで、頭で理解するものではなくて感じていくしかないのだと。道具を使うときも、道具が「どう使って欲しいか」を考えながらしてみる、みたいに、相手がまずあって、その相手と自分が「うまくつながれているか」を常にモニタリングすることが大事なんだそう。
心の平安を得るため運命をそのまま受け取り、苦しみも「縁」ととらえて全肯定してゆくこと。それを得るためには正しい姿勢が必要であり、ヨガのポーズはそのためにあるのだと。

挿絵が思いっきりスピリチュアルでなんか面白かったです!ブリッジするポーズほんとうに気持ちよかった。淀みがどこかに生じないように身体を柔軟にしておくという考え、本当にいいなーと思います。身も心も柔軟になりたい。


今読んでるのはこの辺です。
ロルフィングについても本をゲットしたので次の機会にも。あー楽しい。

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