2015/08/05

石鹸シャンプー

をはじめて5ヵ月目に入る。洗い方がマズイのか乾燥性のフケがちょこちょこでることがあるんだけど、それ以外は市販のシャンプー&コンディショナーの何倍もよいかんじ。
それまでは洗った直後に頭頂部の根元がキシキシしたり、トリートメントをやって洗い流さないトリートメントまでしてもパサついたりしていたけど、石鹸シャンプーと専用リンスのみでサラッサラを維持できます。

最初は「アレッポの石鹸」こそ至高!と思っていたけど、石鹸シャンプーを使う美容室で「成分いくつか入っていたほうが使用感としては良いのですよ」と言われ、「カリ石鹸素地」ではないもの、以外特に何かにこだわることはせずによさそうなものをいろいろ使ってみています。

それではこれまで使用した石鹸一覧。


アレッポの石鹸
成分:オリーブ油、ローレル油
泡立ち:★☆☆  使用感:★★☆
なかなか泡立たないのもあってシャンプーには時間がかかるけど、仕上がりとしては良い感じ。640円くらいで200gとコスパは大変良い。

アレッポからの贈り物 ローレル
成分:オリーブ油、ローレル油
泡立ち:★☆☆  使用感:★☆☆
「アレッポの石鹸」より安いやつ。コスパは最強、でも匂いがより臭かった気がする(笑)アレッポ系はすぐ溶けてしまうので減りもはやいかなあ。

ムーンソープ シャンハイ
成分:コメヌカ油、パーム油、アーモンド油、ヤシ油、水、水酸化Na、アニス油、ペパーミント油、ショウガ根油、ゴマ種子、ローズマリーエキス
泡立ち:★★★  使用感:★★☆
とにかくアレッポ系よりすごく泡立つのでとても楽。ミントの匂いも好きなのでシャンプーが楽しかったです。ムーンソープ系はすすぎのときも軋まないのですすぎが丁寧にできる気がする。これが成分たくさん入ってることのメリットなのかな?100gで840円くらい。

ムーンソープ ピーピー
成分:ヤシ油、コメヌカ油、パーム油、水、水酸化Na、イランイラン油、パチョリ油、ラベンダー油、ローズマリーエキス
泡立ち:★★★  使用感:★★★
今のところこれがベスト!好き!シャンハイよりもしっとり仕上がるので気持ち良い。イランイランあたりが良い仕事をしているのかな?840円で100gを高いと思うかどうかでリピートしようかが決まります……ほんとに好きです。

サボンドマルセイユ ワイルドローズ
成分:石鹸素地(パーム油、ココヤシ油)、シアバター、香料
泡立ち:★☆☆  使用感:★☆☆
いま使用しているもの。100gで800円だったけど、200gでは1200円だったので、そっち買っちゃいました。成分が少ないのが不安ですが、シアバターが入ってるので何となくよさそうだったのよね~
でもやっぱり泡立ちがあまり良くないかなあ。なので石鹸がいきわたるのに時間がかかり、流すときしむからすすぎもやりづらい。乾かしてもシアバターのしっとり感はあんまりわかんないので、シャンプーには向いてないのかもしれません。


というわけで、いまのとこムーンソープに戻りたいんだけど200gも買ってしまったサボンドマルセイユさんがいらっしゃるというかんじです。
これからはマジックソープの固形石鹸も手を出していきたいな。

2015/08/03

破れる殻だろうか~デザインという苦痛~

illustratorCCは立ち上がるの遅いけど操作してるときのパスの動き方がすき。

さて今回の議題はデザインです。デザイン。私がとてつもなく苦しめられるデザイン。
できればイラストレーター、グラフィックデザイナーになりたいなあと子供の頃から思ってきましたが、あれこれ理由をつけて何もやらないタイプでここまできました。ただの面倒くさがり屋といえばそうだし、もしかしたら本腰入れてやらないことによって「私には未知数の力があるからいざというときそこにゆけばよい」などといった残念きわまりないスピリットがこびりついているからかもしれません。そういうタイプ、よくいますよね、小説家志望で一作も書き上げない人とか。わかります、あなたの気持ちはわかります。

とはいえ、仲良くしていただいているひとたちがイベントやるのを仕事にしていて、フライヤーやポスターのデザインはたまにお願いされることがあります。とてもありがたいです。
でも
正直言って
毎回 ちょうちょうちょうやりたくない!って思いながら、現実逃避し続け、これ以上はもう先延ばしできない、というところで慌てて取りかかり始めています。大学のレポート課題かよ。
デザイン以前のところで拒否反応を起こす私が情けないし、とてもプロでやってけるとは思わないですが、以上が制作時の私の状況なのであります。

デザイン業務は主にパソコンでできちゃうので、インターネットという危険が常に隣で待ち構えています。制作中も15分がんばったら1時間インターネッツ☆というのはザラで、結局仕上がりは朝の4時に。少し寝て仕事にいかなきゃ…というかんじになります。なんかこう、クリエイティブってそういうことじゃないじゃん。もっと時間かけてアイデア膨らましていって、すごく意味のある内容をつくるじゃん。

でもいつだって私の期末テスト前夜みたいな制作スタイルは、とりあえず終わらせろ!だけが目的になってしまって、つくりながら泣きそうだしつらくてたまりません。
ちなみに学校のテスト勉強やレポート課題のときも、同様にぎりぎりまで先延ばししていたため、悲惨な結果ばかりでした。
なにが苛つくかというと、課題もデザイン業務も、やってるうちに乗ってくるんですよ。そうするともっといろいろ考えてやりたいのに、時間がないんですよ。そしてコンセプトもかたまってないから時間がかかる。乗ると楽しいのに、そこまでいけたときには時間が足りなくて、朝方までやってるからコンディションもひどくて、そこが悔しいのです。

こんな状態を一言で言うと自業自得ってやつなんでありますね。

私だってカフェでさわやかにコーヒーでも飲みながらアイデアを出して、きちんと考えてから作業に入りたい。でも朝や昼にカフェに入ろうものならパソコン開いたところでインターネッツ☆なんですよねえ。フォント集めよう~と思っても、ネットサーフィンにたっぷり1時間かけてから「あっ、いけないフォント探すんだった」と気づく。

同じ過ちを犯したくないのに犯してしまう。
でも向いてないんじゃないの?では片付けたくない。
本当は本当は心の底からしっかりやるべきことに取り組みたい。だって嫌いじゃないもん。本当はわくわくすることのはずで、大変ながらもとっても素敵な体験のはずだもの。
世の中には私みたいな人がたくさんいるって知ってます。procrastinate(先延ばしにする)という単語もきっちり覚えています。でもね、でもね!やるべきことを他の楽なことより最優先にできるって、そこに行き着けたら、道が開けるとおもうんです。というか、それでしか開けないと思うのです。これを仕事にしたら、避けてる暇ないでしょう?時給換算でも割に合わないのです。

だから、どうしたら逃げずにデザインできるか?

今まで考えたことなかった気がする。考えて実践していくことによって改善できるのかどうか、試してみたいです。


デザインの何がつらいって

  • アイデアわいてこない
  • 技術的に難しい&やりかたがわからない
  • 技術的にできるけどめんどくさい

このあたりですね。たぶん怖いんですね、何もでてこないけどどうしようっていう気持ち、世の中にはこんな細かいデザインできるひとがわんさかいるんだ、と気が遠くなるかんじ。
その辛さ&怖さに向き合いたくないから、先延ばしが続くのだよなあ。


それでも辛さを超えてアイデアが降りるだとか、粘ったらできたとか、自分の殻を破ってみたい私は本当に、どうしたらいいんでしょうか。
というのをこれから考えてやっていこうと思います。
まずは、考え続けることかなあ。
名越先生の著作を読みあさった後だから推測できるけど、きっと心の持ちように9割くらいの解決策があるんじゃないでしょうか。えーん。がんばる。



2015/07/25

なこしせんせーい!

4月に名越康文先生の本にであった時はこれで明るくなれそうだなあと思ったけれど
時がたつにつれてだんだんと「こまかい怒りを払う」ことがおろそかになり、
気づいたらいつもはまっている、「一回駄目なことあったらその日はずっと駄目なムード」のパターンに逆戻りしてしまいました。

こんなときはもう一回先生の本を読み返す…のではなくて、先生の別の本を買うのが特効薬なので、ジュンク堂とかの通販サイトhontoのクーポンやポイントを駆使し、「心がフッと軽くなる瞬間の心理学」「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」を1冊は無料で、もう1冊は117円ほどで購入。
これらの本は先に読んだ著作とだいたい言いたいことは変わらないだろうな…と思っていたので軽く読むつもりでゲットしたんですね。

でも結論から言うと今まで読んだどの名越先生の本よりめちゃくちゃ重要な二冊でした。がーん。選ぶセンスぜんぜん磨かれてない!さらにいうとこの2冊を読んでるときにランチにいったんですけど、人混みが嫌だったので静かなカフェにいったら、メインはおいしくないし食べ放題のサラダでドレッシングも外れを選ぶし、おまけに唯一いけると思ったスープをおかわりしようと思ったら残ってなかった…とさんざんな結果だったので、店を選ぶセンス(感覚)を養っていきたいです。

今回の2冊だって、こんなに素敵だと知っていたらクーポンを使わず定価でしっかりゲットしていたはずです。ごめんなさい。お詫びに本から吸い取れるだけ吸い取ります。


というわけで、「自分で自分の気持ちを立て直し楽しく生きていく方法」をもういちど学びました。

2冊に通じるもっとも重要なポイントは

  • 集中力を鍛える。言い換えればエネルギーを必要なところにのみ注ぐ。
  • 朝に心を整えておく。
  • 何をするにも「自発性」が刺激されるようなやり方を考える
  • 仏教たのしい
というところかな。

様々な本で繰り返し注意しているのが「妄想の力」で、人は実際にあった嫌なことに妄想をつけくわえて、不快感を何倍にもふくらませている、ということなんですけれど
なんど読んでも自分が一番自分を傷つけているという事実はとても恐ろしいしそれを考えるだけで無力感におそわれます。独り相撲というやつですよね。

名越先生によれば「人は空想に殺される」と。とても大事なお言葉です。誰かに対して、自分のおかれている状況に対してふつふつと怒りがこみあげてくるとき、怒っている対象は自分の頭の中でつくりあげたものだということを、日々思い出さないといけないのです。そうでないと自滅してしまう。
調子のよいときは自覚できた瞬間に「いけない」と思い直して、どうにか軌道修正できますが、こまめにチェックしておくことを怠ると、小さい怒りがつみかさなって、自覚→軌道修正に使うエネルギーが大きくなってしまう。それがおっくうになって、怒ったまま一日を、あるいは何日間かを過ごしてしまう。そこをいかに気付いた瞬間に止められるかというのが目下の課題です。
怒ったまま過ごす日々は、「何やったってどうせなおんないし」とすべてが投げやりになってしまって、いわゆる悪循環にはまってしまうのです。
悪循環にはまっているときはそれじたいが自分がつくったループだということに気付かない。自分で自分を閉じ込めているんですよね。

離岸流といって、強い潮の流れが沖に向かっている一帯というのが海にあります。
その流れに飲み込まれてしまうと、抵抗して岸に向かっても流れに勝てないのですが
その流れは横幅でいうと大きくても30mだということで、つまりは横にそれるように泳ぐと潮の流れからうまく脱出できるらしいのです。

自分の空想から生まれる怒りにとらわれ、悪循環にはまってしまった人というのも、離岸流に飲まれ、岸にむかって必死に泳いでいるひとのようなのかもしれません。
大切なのは、流れが弱い場所がすぐ隣にあるということを知っておくこと。

名越先生は怒っている状態を「アクセルとブレーキを一緒に踏み込んでいる状態」とたとえます。ブレーキ(怒り)を踏んでいることにきづいて足をはずせばうまくすすんでゆくだけなのに、それに気づかないで「動かないんだけど?」とまた新たな怒りを呼ぶ。
車は動いていないのに、エンジンはヒートアップするばかりで、結果的に車(自分自身)を傷つけている、という。ああ、まさに!すごいたとえです。

このたとえは、怒りを消す実践においても役立つのではないかと思います。
「あーいま怒ってる、さっさとこの感情を消さなくては」と思うとなかなか分かっちゃいるけど消しにくい怒りも、「あ、いまブレーキ踏んでる、外さなきゃ」というイメージにかえることによって、ブレーキをゆるめるイメージのまんま、怒りの感情を手放せるような気がします。
なんて便利!

と、このように百害あって一利なしの怒りの感情にかんたんに流されないように
名越先生は「今、ここ」に集中することの大切さを繰り返しといています。怒りに対抗するすべとして、集中力をしっかり鍛えるのがなにより大事だと。というか、これしかないのだと。
集中するということは、すなわち心を整えることになります。あちこちの感情に目を向けずに、ひとつのところにしっかりと落ち着くということ。今やっていることを丁寧に集中しながらやる、それがもたらす効果がすごいんだそうです。

ながら作業ではなくて全力でやるべきことにとりくんでみると、今まで見えてこなかった面白さがわかったり、工夫してみたくなることをみつけたりして、本来もっている自発性が刺激されるんだとか。自発的に取り組む、というのは人間の本質で、それが刺激されれば、疲れにくいし、ポジティブな気力がどんどんわいてくるので、ポジティブな状態が続くようになる――まさに悪循環とは真逆の、好循環がうまれるわけです。

そのように名越先生に説明してもらってはじめて、今まで暗い状態がデフォルトで、なかなか明るくなりきれない、ひねくれ者の私もいろいろ腑に落ちることができました。
デフォルトだと思っていた「暗い性格」も「ひねくれ者」もただブレーキをめいっぱい踏んでいただけなのだなあと。
そうやってすとんと降りてきたおかげで、これから本格的に気を付けて明るく過ごせるかもしれないなあと思えています。よかった…本当に良かったです

んで、毎日怒りにとらわれないよう自分をこまめにメンテナンスしていく方法として
名越先生は「朝をだいじにする」ことと「仏教の有用性」をとなえています。

なんで死ぬのに生きてるの?という本のタイトルに明確な言葉でこたえているわけではないのですが、そもそも最初でその答えは「言葉をこえた実感でしかつかむことができない」とも言っていますし、あとアマゾンレビューで、「そもそも『どうせ死ぬのになんで生きるのか』と問うときっていやなことがあってモヤモヤしてるときだけなので、ポジティブになることによってその問い自体を超越していこうといってるのでは?」というのがあって
すごくうなずいてしまいました。本を読んでるあいだに問いへの執着を忘れてしまっているというか。

ガッチガチの仏教徒になるんじゃなくて、自分を助ける手段としての仏教、いいなあと思います。毎日のちょっとした癒しとして宗教を活用すること。とてもさわやかな気持ちでやってみたいなあって強く思っています。

またまとまってないけど、書きたかったので書き殴り逃げ。

2015/07/04

日々の暮らしが与えるもの

松尾たいこさんというイラストレーターがいる。夫は売れっ子ジャーナリストの佐々木俊尚さん
私は前々から松尾さんがロールモデル。彼女は32歳で仕事をやめ絵の学校に通いイラストレーターデビューを果たし、成功をおさめている。
それと夫がこれまた稼ぎまくってるうえに料理はぜんぶ彼がつくるのだ。たいこさんのエッセイによると、手伝いの意味でスーパーの買い物についていくと、夫は一人で選びたいからか邪魔そうに「お菓子でも見てたら」と言うのだそうです。

「お菓子でも見てたら」
未来の夫に言われたい最高のセリフとして、私はそこにマーカーを引きました。(kindleだけど)

すなわちたいこさんは私がやりたい職業と欲しいタイプの夫とあと富と名声を手中にしているわけです。素晴らしい!私もやりたいことやって金を稼ぎ、いつかは高価なソファで成功体験をつづるオシャレなエッセイを書くぞ!とやる気にさせてくれます。

という皮肉交じりのこといってますけど、たいこさんの絵はとても素敵です。山とか木漏れ日とか、自然を描くときにナチュラルにピンクをつかうのですが美しいです。画集もちろん持ってます!!

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話かわって
ここ1ヵ月で「片付けができない散らかし魔」から「暇さえあれば掃除してる掃除魔」に変わった私
今までは掃除って、「増大していくエントロピー(散らかり具合)に対するその場しのぎ」の側面がつらすぎて、やらないうちに気づけばめっちゃ汚れてるみたいなかんじで、負のサイクルから抜け出すことができずにいたのです。

でもこんまりさんの本を読み部屋を整えていくと、素敵な家にしたくなるので掃除もしようかなと思えるようになったのと、ものが減ってスッキリしたぶん掃除がしやすくなるので、そんなに苦でもなくなりましてね。

なので、こんまりさんはお風呂に入るたび雑巾で風呂場を拭いているだけでお風呂掃除に洗剤は使わないとおっしゃっていたので、真似してみたんですよね。毎日。
そしたら今まで3週間くらい続いているんですよ…恐ろしくないですか…毎日ですよ…

で、気づいたことは、汚れをためないようにその場その場で対処しておくと当たり前に溜まらないので、気軽に掃除ができるんですね。溜めてしまうとみるのも嫌になって掃除からどんどん遠のいてしまうこともあるので、意外に私にあってる方法だということがわかりました。

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こんまりさんにならって家をきれいにしていると、自然と日々の暮らしに目が向きます。片付けは日々を暮らしやすくするためにやるからです。すると、掃除・片付け以外に大事な家の中でのイベント、食事にターゲットが移るわけです。

そこで以前買っていた佐々木俊尚さんの「家めしこそ、最高のごちそうである」を読み返したら素朴なご飯を自分でつくることの大切さがにじみでていて、とても楽しく読み返しています。

料理はほんとに苦手というか勝手がわからないからできればやりたくない派だったんですけど、自分のために自分で食事を用意するって、とても自分を大切にしていることになるんですよねえ

たとえ総菜で間に合わせたとしても、パックから取り出してきちんとお皿に盛ってあげるとか。そういう些細なところでいい加減にしないというのがいかに影響を与えるか、そういうことを考えています。

少しずつではあるけど料理することの楽しみみたいなものも実感できているし。
このまま生活力を一気にあげていきたいです。
「お菓子でも見てたら」って言われたいという気持ちは捨てないけど!!!

2015/06/16

片付いてしまった

散らかすという行為は問題の本質から目をそらすための人間の防衛本能です。

といきなり人間として駄目だしされるところから始まる、こんまりさんの片付け本。

こんまりさんこと近藤真理恵さんのことは、最近まで知る機会がなかったのですが、もっと早く出会いたかったです。「片付け」という単語ににじみ出る「めんどくさくてやりたくないけどやらなければいけない」という後ろ向きなイメージが完全に払拭され、「片付けはほかでもない、自分のためにやるのである」と1000%前向きに取り組めるようになる本です。

Kindleポイントが半額還元されるときに「人生がときめく片付けの魔法1」と「2」を揃って購入して、あらゆるところにバーチャルなマーカーを引きまくって、むさぼり読んだあとには
「かたづけ!!!しなきゃ!!!!」と鼻息荒く洋服をひっぱりだしていました。

片付けはもともとめちゃくちゃ苦手で、引き出しの中にごちゃごちゃに放り込んでどこに何があるかわからないとか、家に帰ってきたら上着をとりあえずいすにひっかけたままにしておくとか
ベッドに投げ出しておくとか、それがどんどんたまっていくとか。。というのをこれまで生きてきてずーっと繰り返していたのです。が。

こんまりさんの本に忠実に従って片付けをしてみたら、洋服を出しっ放しにすることがなくなりました。そのうえ毎日鞄からすべてのものを取り出すなんていう、きれい好き上級者みたいなこともできるように。
こんまりさんは言います。血液型や性格によって片付けられない人がいる、なんてことはありえない。片付けはマインドが9割だと。本当にそうだったようです。今ではテーブルにものがおいてあるとすぐ気になってしまうようになりました。ミラクル。

捨てるものを決めるのではなく、残すものを選ぶという発想によって「いやなもの」のことを考えるいよりも「好きなもの」のことをより多く考えられるようになるので、自然と片付けそのものが楽しくなる。

そして「片付け」そのものが目的なのではなくて、片付いたきれいな部屋、お気に入りのものに囲まれた空間で幸せな時間を過ごせるための手段として片付けを位置づけているのがとても良いです。
特徴的なのは、こんまりさんが「もの」や「おうち」を人間とおなじくらい大切にしていること。
ものに話しかけ、家に話しかけるその姿に「オカルトっぽい…」と引く人もいるようですが、私はこれめちゃくちゃ大事だと思います。そこにあるものや家じたいを大切にすることは、「場」そのものを大事にすることにつながって、場所の力みたいなものが発揮されるはずだからです。

最近、精神科医の名越康文先生の著作もむさぼり読んでるのですが、先生も「場の力」のすごさを語っていて、良い場も悪い場も、人に与える影響はおおきいのだと。自分の居場所がどこにもないと思っているのなら、居場所を探すのではなくて、今いる場を自分の居場所となるように自ら育てていくべきなのだと。

居場所があるって、つまるところ自分が安心できるところであって、自分が安心できるというのは、何か起こったときに自己治癒力にもなれるというわけであって、何かしら疲れることだらけの毎日をなるべく楽しく楽しく暮らすためには、必須なんですよね。

ということを思っていたら、文筆家の千野帽子さんもそういうようなことをツイッターでつぶやいていまして
自分に鈍感な男、自分に敏感な女 「不機嫌」についての考察
著名人が皆似たようなことを別々のアプローチで見つけているのが不思議だし、いろんなことが一気にリンクして楽しいです。

話ずれまくりましたが、片付けはただものを減らしてすっきりするだけじゃなくて、「もの」と、ひいては「場」ときちんと向き合う行為だということです。そして自分の身近なものにきちんと向き合えば向き合うほど、自分がどんどん楽になっていくと。

断捨離や片付けにかんする本はやまほどあって、きっとどの本も突き詰めていけばみんなおなじ境地にたどり着けるとおもうのですが、そのしくみみたいなものをきちんと言語化できているのがこんまりさんの本の魅力で、だからこそ世界中に翻訳されているのだろうなあと思いました。

「片付けを終えた人は人生がドラマチックに変わる」らしいですが、そんなことばにひがんでみせるのではなくて、素直にそうなりたいなあと思えました。


たくさん思うところはあって、こうしてまとめてみると書き切れない要素がぽろぽろこぼれていったけどまあいいか。